"つまり、簡単にまとめると、次のようなことが行なわれているのです。
ＬＤＬがコレステロールを運ぶ→途中で活性酸素に攻撃を受ける
→変性ＬＤＬになる→レセプターに受け入れられずに動脈の隙間に入り込む
→マクロファージが駆けつける→マクロファージは変性ＬＤＬを処理する
→マクロファージが変性し泡沫細胞になる→泡沫細胞が破裂する
→内膜に貯蔵される→マクロファージを助けるために平滑筋細胞が登場
→動脈の内側を修理→動脈が厚ぼったくなる→内膜はアテローム状態になる
→血栓ができる→動脈硬化、高血圧、心臓病、脳卒中など、死に至る病気へ

この、一見、複雑な連鎖も、２番目の「途中で活性酸素の攻撃を受ける」ことがなければ、なんの問題もないのです。ＬＤＬが悪者ではありません。ＬＤＬに攻撃をしかける、活性酸素の一種であるスーパーオキサイドラジカルが、やはり諸悪の根元なのです。

【研究】ブルーベリーの力③
【厚板歩行】それぞれ３つの水平な厚い板（広い、普通、狭い）にラットを配置し、平衡感覚と調整力を測定
【傾斜スクリーン面】印度に傾斜させた金網状のスクリーンに動物を配置し、筋肉の柔軟性とスタミナを測定
【ロータロッド】回転するシリンダーの上にラットを配置し、平衡感覚と調節力を要する移動運動を強制する

〈動物行動実験〉知的・精神的任務
【モリス・ウォーター・メーズ（迷路）】ラットに空間の手がかりを使って、水面のすぐ下に置かれた隠れた足場を探させることで、空間の学習や記憶を測定。正確な進路をとった報いとして、水中から足場に避難できる

以上、簡単にいうと、連動能力と、知的・精神的能力の２つの分野での実験を行ないした。

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